「靴底の減り方」について、お客様から話がありました。
「歩き方が悪いのかな?いつも靴の底が減る場所が同じやねん。」
あなたもそう感じることはありませんか?
靴底の減り方もそれぞれに個性がでます。
歩く時は、かかとの外側から地面に着地をして、次に足裏が着いていきます。
そのあと、足首が前に行くので親指の付け根で地面を蹴って歩きます。
体のバランスが整っていて、うまく歩けていると、「踵部分と一緒に“つま先のやや内側(親指側)”が減っていく」のが理想的な靴底の減り方と言われています。
そして、左右同じようにバランスよく靴底が減っていれば、歩き方に偏りがなく体もうまく使えていると言えるのではないでしょうか。
靴底は、靴をはいて歩いていると自然に減ってくるのが普通です。
それよりも、靴底の減り方が重要で靴底が減るからといって全てがいけないわけではありません。
靴底の減り方は、それぞれなのですが代表的な減り方をご紹介します。
- 内側が減る
- 外側からかかとにかけて減る
- 片方だけ極端に減る
- つま先だけ減る
- 全体的に減る
などがあげられます。
思い当たるものはありますか?
いつもの歩き方で靴底の減り方も変わってきます。いい姿勢で歩くことの大切さを再確認しています。
どのような歩き方をしていますか?
少しでもいい姿勢で歩くように、まずは意識していくことが大切ではないでしょうか。
その他に、椅子に座っている時に足を組んでしまったり、鞄の持つ方が決まっていたり。そうすると、どうしても体に歪みがでてきます。
常に両方同じようにするだけでも変わってくるのではないでしょうか?
そうした日常の小さな積み重ねがいい姿勢につながっていきます。
歩く時は、かかとの外側から地面に着地をして、次に足裏が着いていきます。
そのあと、足首が前に行くので親指の付け根で地面を蹴って歩くことを意識しながら歩いていくと、靴底の減り方にも変化がありますよね。
靴底の外側が減りやすい人は?
外側に重心がかかっているので、O脚やガニ股歩きになっている可能性が高いと言われています。
足首が外側に傾いて、ひざが外側を向いてしまうと足首やひざに負担がかかってくるので、脚全体の外側の筋肉が張って硬くなっているこ考えられます。
ふくらはぎも外に張って見えることが多く、脚の太さや脚のカタチでお悩みの人も。
そして、外側に重心がかかっている方は、下半身が痩せにくいとも言われています。
歩くときに、股関節を少し内側に倒すことをイメージしてみるといいですよ。
ストレッチとしては、硬くなったお尻の横から脚の外側全体をマッサージしてゆるめながら、内ももの筋肉を強くするストレッチがおすすめです。
靴底の内側が減りやすい人は?
偏平足や外反母趾になっていたり、X脚や内股で歩いている可能性が高いと言われています。
足首が内側に倒れた状態で、親指側へと重心が寄り過ぎになっていることが多いのではないでしょうか?
もしかしたら、内ももの筋肉が硬くなり、太ももの外側やお尻の横の筋肉が弱くなっているかもしれません。
太ももの付け根周辺に盛り上がりを感ることも。
歩く時に膝が前を向いているかチェックしてみてくださいね。
ストレッチとしては、脚の内側をほぐしながら、お尻の横の筋肉を強化するようなストレッチがおすすめです。
靴底のかかと全体が減りやすい人は?
猫背で背中が丸くなっている可能性が高いと言われています。
猫背になる原因は、色々ありますが歩き方にも原因があって、アキレス腱(けん)が硬く、縮んでいることが多いのです。
縮んだアキレス腱に引っ張られて、体が後ろに傾き重心が中心からかかとに偏ってしまいます。
だから靴底のかかとが減りやすいのです。
そうなると肩が内側に入って前かがみの状態で歩くことになるので、足が前に出にくい…なんてことも。
肩が内側にはいると、呼吸も浅くなりますし、肩こりや腰痛だけでなく便秘や冷えなど、様々な不調を感じやすくなるとも言われています。
歩く時は、胸を張って目線を前にするように意識してみてくださいね。
ストレッチとしては、胸周りの硬くなった筋肉をほぐしながら、内側に入った肩を開くストレッチがおすすめです。
特に肩甲骨の動きが出るようなストレッチがいいと言われていますよ。
靴底のつま先が減りやすい人は?
つま先のやや内側(親指側)が減るのは問題ないのですが、つま先全体が擦り減っている場合は、前重心の可能性があると言われています。
ハイヒールをよく履ている人に多く「骨盤が前傾した反り腰」の場合に多く見られたり、姿勢を良くしようと胸を張り過ぎている人にもこの傾向があると言われています。
ヒールの高い靴を履いていると、常にアキレス腱が縮んだ状態で硬くなることも。
前重心だと、全身の力が入りやすいので疲れやすくなったり、腰痛・ひざ痛だけでなく、肩こり・背中のコリにも悩みやすくなっていしまいます。
電車や信号待ちの時や、台所仕事をしている時に、少し重心を後ろに置くように意識してみてくださいね。
ストレッチとしては、インナーマッスルと呼ばれているところの柔軟性が低下し弱くなっていることが考えられるので、腕立て伏せや背中のストレッチがオススメです。
そして、足首が硬くなっている可能性もあるので、足首をまわすこともおすすめです。
靴底の左右の減り方が違う人は?
どちらかに重心が偏りやすかったり脚の長さに左右差が出ていたりなどが考えられます。
生まれつき脚の長さが多少違うという人も中にはいますが、普段から脚を組んだり鞄を片側だけで持ったりなど体の使い方に癖があると重心が偏りやすくなります。
歩く時も左右のバランスを意識してみてくださいね。
ストレッチとしては、体幹を鍛えるストレッチをおすすめします。
靴底ってあまり意識しないですが、知っていると自分の歩き方や姿勢の癖などが分かるので面白いですよね。
一度靴底を調べてみてくださいね。