整体やマッサージをうけても、その日はスッキリしたのに2~3日したら、また元に戻ってしまってる!と言うことはありませんか?
実は、人間の体には「恒常性」という機能が備わっています。
体の凝りは、毎日の姿勢やクセで少しづつ積み重なっていきます。
そして、その少しの変化に、気づく方はあまりいません。
本当に少しづつの凝りが積み重なっていくので、肩こりや腰痛をあなたが感じる時には、随分凝っている。という状態になっています。
脳の中で起きていること
恒常性とは、字の通りで常にさだまっていて変わらないこと。
ある程度一定で変わらないで欲しいと脳は思っているのです。
なので脳は、「環境の変化を嫌います。」
整体を受けると、姿勢がよくなったり、体が軽くなったり、歪んでいた骨盤が元の位置に戻ったりするので、いつもの凝りで辛かった体とは違っています。
昨日より体が緩んで整うことは、体にとっていいことなのですが、脳は変化を嫌うので「昨日のままでも生きていけるんだから変わらなくていいんだよ。」と脳が指令を出してしまいます。
だから「いつもと違うよ!!急いで元に戻らなきゃ!」と感じて体も元に戻ることを選択します。
だいたい2~3日で元に戻ってしまうことがほとんどです。
反対に、先ほどもお話しましたが、凝りは毎日少しずつ少しずつ凝っていくので、その変化に気づかず脳は騙されて凝りを受け入れてしまうのです。
急な環境の変化ではないと言うことですね。
何とも困ったことですね。
恒常性を突破するには?
恒常性を突破するには、ある程度同じような動きを連続的に続けていく必要があります。
そして前のように凝りのある体に、戻るのには何か原因があるのです。
例えば、肩こりであれば、姿勢の乱れから凝りがおきていたり、背中の凝りから肩凝りになっていたりすることが原因であったり、何らかの原因が考えられます。
姿勢を意識して生活してみるとか、背中の凝りを解放するような動きを取り入れてみるとかしていくと
脳はこの動きをしても体は壊れないんだ。と判断し、それを受け入れていくことが分かっています。
また、今日から毎日、2リットルのお水を飲むぞ。と決めて始めたとします。
しかし、脳のなかでは変化を嫌うので、「明日は、飲まないんでしょう。」と思っているのですが、ある程度の期間意識をして続けていると、毎日2リットルの水が入ってくることが習慣化し
2リットルの水を体の中で回していくことができるようになっていくのです。
したがって整体でいうと、ある程度一定の期間詰めて通うことで整った体が当たり前になってきます。
体と脳で、姿勢のいい状態や歪みのない状態を、「これでいいんだ。」って覚えてもらうようにするといいのです。
すると歩き方や姿勢も整い、それを体が覚えていくのです。
1度覚えると、体に歪みや、背中の張り、腰痛などが直ぐにわかるようになってきます。
その都度、体を調節していけば、いつも整った体でいれると言うことになりますね。
凝っている状態に戻らないようにするには、しばらくの間は、間隔を詰めて通っていただくことで戻りにくい体になってもらうことが大切になってきます。
整体に行くとしばらく通ってください。と言われることがあると思います。
それは、期間を短くして(だいたい2週間に1度。)正しい位置に体が整うまで通っていただくと、前のように凝りのある体には戻りにくくなってくるので、
しばらく通ってくださいね。とお声がけをするのです。
少し時間はかかりますが、年齢を重ねた時の動きが違ってきます。
今は、健康年齢が言われていますよね。
いつまでも健康で自分の足で歩いていくには、定期的な整体で体を整えていくことも必要になってきます。
ホームケアも大切です
凝りが楽になって体が整ってくると、体も疲れにくくなることが期待できます。
そうなると、仕事をしていても、家事をしていても体の動きが軽く感じます。
しかし、整体に行った後にセルフケア(メンテナンス)をしていないと、最初のうちはすぐに元に戻ってしまう傾向があります。
毎日、整体に通えればいいのですが、そうもいきません。
なので、次回までの間に、セルフケアをしておくと元に戻ることを防げることがあるのです。
整体を受けた後のセルフケアは、とてもかんたんにできるようになっています。
できるだけ毎日習慣化していただいて快適に毎日を過ごしていただけるように、サポートしてます。
いたた整体院の整体は、受けた日によく眠れたり翌日に体の変化を感じることも多く、よくお客様から「昨日より体が軽くなってるよ。」「前屈が、しやすくなった。」などのお声をいただいています。
今、体の凝りを感じている方は、1度お越しになってくださいね。
かんたんなセルフケアなどもお伝えいたします。